本日の講義で、教師のアイデンティティとは?という問いについて、クラスで考える時間がありました。
他の職業と比較したり、教師のみが持ち得るものは何か。
子どもたちの幸せや成長に貢献することができること。
それが教員の魅力だと思います。
けれど、それは他のどんな職業でもおそらく同じこと。
働いている人は、多かれ少なかれ、必ず誰かの役に立つ、幸せに貢献していると思うのです。それは、どんな人でも、どんな職業であっても。
需要がなければ、その職は淘汰されていくはずですから。
では、教師のアイデンティティ、教師にしかできないことって何でしょうね。
おそらく、子どもたちが幸せになっていくための集団を作ること(作るのは子どもたち自身でしょうが、その環境を整えることはできるはず。)だと思います。
小学校、中学校、高等学校。
学校生活でできたつながりは、想像よりもはるかに大きい。
それは、自分にとっても、相手にとってもメリットが多い。
Society5.0は、個性化・分散化・地方分権化。
故郷を共にし、同じ時間を過ごした子ども時代のつながりが重要になってきます。
逆に、つながりを作れなければ。今の社会のコードで耐えられたことが。幸せになれていたことが、できなくなっていく社会。
教師のアイデンティティとは何か。自分が教員としてできることは何か。
それは、現状維持、今だけ何とか、、、という考えではなく、子どもたちの未来を見据えたものになっているか。
考え続けなければいけないのだなぁと思います。
今、西川純教授の著書、『Society5.0に向けた進路指導』を読んでいます。
その考えを基にしている部分も多い。
先を見据えて学んでいきたい。