あぁ、眠たい。すでに寝なくてはいけない時間を過ぎている。
昨日は、前日の経験から学び、食事量を少なくしながら、7時間睡眠時間を取ることを意識した。
今日は、体のコンディションが良かった。
帰宅は20:45。
正直、もう寝なくてはいけないけれど、絶対に記録しておきたいことがある。
実習が始まってから、学年を跨いで実習を担当してくださっている先生の授業についてまわる。
一言で言えば、プロ。
豊富な教材、声がけ、子供たちの発言を拾うスキル。
ICTの活用や、子供主体の取り組み。
学力テスト等を考慮した授業展開。
全てに圧倒される。
実習生室で話題になり、他の実習生も先生の授業を見にきた。
感想は、自分が感じたことと同じ。
後から、調べてみてわかったことだが。
担当してくださっている先生が、県内でも実績のある方であり、数年前まで各学校を回られて指導等をされてきた先生だと知る。
道理で、だ。
恥ずかしい話をしたいと思う。
私が、教員になろうと覚悟を決めた理由の一つに、学校の授業があった。
数学は、正直得意な方だったこともあり、人に教えることも好きだったし、予習をするのも好きだった。
中学校の頃。
予習したり、教科書をペラペラめくる中で学習内容を把握し、授業スピードが遅く退屈に感じていた時があった。
それとは真逆に。隣の席の人は、数学についていくことができず、学習を諦めている様子だった。
授業を聞く必要がないな、と思った自分は、その授業中にその人に数学を教えることを初めて。
それを、その時間担当してくださっていた先生は承知して、頷いてくれていたのを覚えている。
そこから。
なぜ、この授業は存在するのか、わからなくなった。
だって、少なくとも自分と隣の子は。その授業のどちらにも当てはまっていない。
むしろ、自分が教えた方がわかりやすいのではないか、とすら思うようになり。
そういう状況を変えたいと思って先生を目指した、というのがある。
(だからこそ、誰一人も見捨てない、わかる人が自由に教えることができる、『』に惹かれたのもある。)
そこから、今まで。
もっとわかりやすく教える方法はないか、自分ならこう教える、ということを、数学に限らずずっと考えてきたように思う。
だから、どこかしらで。中等実習にもそういう気持ちがあったのかもしれない。
なんとかできる、ということ。
まぁ、本来はそんなことはない。実習生は実習生だし、先生方の経験に敵うはずもない。
でも、そんなことを思っていた自分もいた。
そして約一週間。
絶対的な差を感じる。
そこからは、多分初めて?授業に対して、明確な不安がある。
子供達に授業をするのが、怖いと思っている。
それは、こぼれ落ちる子を見るのが嫌とか、うまくいかないとか。いろんな理由がある。
それに、教採も陰で燻っていることを知っている。
いろんな気持ちを、正直に先生に話してみた。笑っちゃうほどに素直に。
返ってきた言葉は、「自分も同じ、もっとひどかった」ということ。
きっと、それだけじゃ信じきれなかっただろうけど、驚きのことを教えていただいた。
まず、その先生が私の大学のOBであったこと。
その先生の教育実習先が私の母校だったこと。
その先生の教育実習の範囲が、私が今不安に感じている単元と完全に一致していたこと。
そこで全然な授業をしたこと。
そして。
その先生が実習をした時に担当された先生が、私が中学生の時に一度だけ、特別な機会に数学の授業を受け、感銘を受けた先生だったこと。
そんな縁が、存在していた。
先生の存在が、自分の中でグッと近くなったのを感じました。
同時に。
自分の今日までに作りためておいた指導案のいい加減さに呆れました。
これではいけないと。
本気で、授業してみて、本気でこの実習から学びたい。そう思いました。
正直、教採が〜とか、色々考えていた自分もいます。心のどこかで、無難にやり過ごそうとしていたのかも。
もう、そんなことはどうだっていいと思います。
残りの実習期間全てをかけて、その先生方から学べることを学び尽くして、自分もたくさん挑戦したい。
きっと、どこかで『』があるから、とたかを括っていた自分がいます。
そうではない。
『』も、一斉指導も。両方できてこそ。
そこでやっと、これだ!と言えるものが選べるように思います。
初等実習では、本当にお世話になり、『』を経験させていただきました。
今度は。新しい武器を身に付ける番だなと感じます。
学ぶイワシになって。