本日、私のゼミの先輩であり、以前は現職の教員としてゼミに所属されていた方の授業を見てきました。
道中は大荒れ。山を越えていくのですが、もうすごい雨。前が見えない。
過去一恐ろしい道のりでした。
さて、先輩の実践ということで、中学数学での『学び合い』の実践を見させていただきました。
動画では何度か見たことがあった『学び合い』の実践。
ですが、実際に教室で見るのは初めてでした。
学べたこと、面白いと思ったことが本当に多くて、書き尽くせません。
ぱっと見は、生徒が自由に過ごせる授業スタイル。
ですが、明確なセオリーがあったり、つながりが生まれたり、、、
約一学期を『学び合い』で授業を進めたこともあって、生徒たちも慣れた感じでした。
授業中、教員の指示を仰がなくても自分で考えて、行動する場面が多くみられ、本当に教育で目指したいところはこういった自立だったり、自己責任という部分なのではないか?と改めて考えることができました。
また、つながりという点において、分からない問題に直面した時、まず友人を頼る。
分かる人に直接聞けない場合は特に。
でも、友達もわからない。。。
たいていの授業ではここで終わるのかなと思います。
けれど、そうではなかった。
その友人の友人が理解していて、情報を共有して持って帰ってくる。
それを共有して、理解を深める。
と思ったら、最初に分からなかった生徒が、他に分かっていない生徒に教えに行く。
人間、相性もあるし、交友関係もある。
けれど、それを広げることも手段の一つだし、更に、自分とは違った交友関係を持つ人とつながり、架け橋のような役割を担ってもらうこともできる。
そうして気づいたときには輪が広がっていて、また、その輪に入っていない人を巻き込んでいく。
そうして、誰一人も見捨てることがないクラスが出来上がっていく。
そういった、理解や関係の輪の「浸透」が見られた授業だったなと思います。
貴重な授業を参観させていただいた先生や、一緒に参観したゼミの方には感謝です。