私は、小学校のころから、算数や理科が好きでした。
それは中学校、高校に行っても変わらず、高校では物理、化学、数学Ⅲという理系の道を選択しました。
アルバイトでの塾では、基本は小学生、中学生に勉強を教えますが、時々高校生が分からない問題を質問に来ることがあります。
そのため、大学入試共通テストを受けてからしばらくたった今でも、私は理系の科目に触れる機会が多いです。
私は、大学で、小学校免許と中、高の数学の免許を取得するために授業を受けています。そのため、教科でいうと専門は一応算数・数学になるわけですが。
やはり子どもたちに教えていると、理科科目は面白いなと感じます。
できるのであれば、もう一度勉強しなおしたいなと思えるほどです。
しかし、やらなければならないことがあります。
一つは教育について学ぶ、目下の目標として、『学び合い』を理論として落とし込み、実践できるレベルに持っていくことです。
また、中、高の教員も視野に入れるためには、やはり数学も勉強する必要があるとも思います。
そして、英語も。時代が進めば、翻訳機能の大幅な進化が期待できるとは思います。
しかし、それに移行するまでの期間に我々は教員になるのです。であれば、できて損はないように感じます。
これだけでも、教育・数学・英語というように終わりのない学びが続いているものばかりです。
そこに、理科…う~ん。でも勉強したいような…
そんなことを考えて、本日もゼミ室で師から学ぶことがありました。
それが、「選択と集中」です。
理科は確かに面白い。だが、「今」それを勉強する必要が本当にあるのか。
他に本当にやらなくてはいけないことはないのか。
すごく葛藤しました。しかし、その通りであると思います。
まずやらなくてはいけないことは、『学び合い』を理解すること。
そう考えると、確かに理科は勉強しなおすというよりも、雑学として時々興味を持つくらいで良いのかなと思えました。
しかし、疑問が。
果たして、数学と英語は学習する必要があるのか。
私たちの『学び合い』では、児童が主体的に教え合うため、教員が一斉授業のような形式で教えることはありません。
また、研究によれば、人は物事について深く学べば学ぶほど、人には教えることができなくなる。というものがあります。
教える必要のないことに時間を取るべきか否か。
教育についても、数学や英語などの学問についても、学び続ければ終わりはありません。
もっと自分と向き合って、何をするべきか。どうなりたいのか。
何が子どもたちの一生涯の幸せのためになるのか。
もっと先を見据えて今やるべきことを考えなければいけないなと思いました。