今日もいわし、はぐれてます。

海のように広い心で。

実習小話1

今日からは、実習でのことを少しずつ書いていきたいと思います。

 

今日は、生徒とのコミュニケーションについて。

 

やはり、以前の初等実習と違い、中学生は自分から話しかけてくる、という状態が少ない。

特に、実習始めは特に。

 

逆に言えば、ある一定のコミュニケーションが取れるようになると、個人だけでなく、集団として話に来てくれたりする。

 

それが連鎖していくと、他クラスの生徒たちとも自然に関わることができるようになっていく。

 

その流れが、やはり小学校との違いだと思う。

 

小学校では、特に私は低学年を担当させていただきましたが、一人一人が、自分を見てほしい、構ってほしい、話してほしい、の押し合い。

 

逆に、中学生は周りをよく見ている。

どのラインまで話しかけられるのか。集団として互いの出方を伺っている。

 

だから、話しかけはしないけれども、いろんなところで視線を感じる。

 

最初は、そういう視線を送ってくれる子や、普通に話をしやすい生徒と話していたけれど。

 

自分の中で、やはりこれは平等ではないよなぁという感覚が湧く。

 

先生にも相談して。

 

 

意識すること。

必ず、1日一回、おはようとさようならのような挨拶以外で何か会話をすること。

 

先生はそれを意識されていた。

その話をしていただいたのが、確か二日目。

 

三日目から早速実践。

 

特別に、一限の時間、数学の授業参観ではなく、担当クラスの授業を参観させていただく。

 

理科の授業で、ワークシートをどんどん作っていく復習の活動。

とても話題にしやすかった。

 

期間指導する中で、しっかりとその生徒の名前を呼び、話しかける。

 

生徒は、最初自分の名前が認識されていたことに驚いていた様子。

 

でも、名前で呼ばれると、とても嬉しそうな表情をしていました。

 

 

主に、そこから実習での自クラスとの関わりが変化したように感じます。

 

全員の名前を覚えていること、平等に話しかけていること。

それが伝わった段階で。生徒たちがすごくコミュニケーションをとりに来てくれるようになりました。

 

あぁ、誰かだけでなくて、「全員」でなければならない。そう感じました。

 

その話を先生として。

 

それを、一周、二周、三周と繰り返し。

さらに、それを一週間、一ヶ月、一年。ずっと続けていく。

 

まず、自分が誰一人も見捨ててはならない。

その大切さと、クラス全体に与える影響の一端を感じたように思います。

 

小学校では、おそらくみんなが自然に話しかけてくれたからこそ気づけなかった雰囲気。

 

気づけてよかった。

 

しっかり意識していきたい習慣になりました。

 

 

ちなみに。これを、授業を持たせていただく学級、一年生や3年生でも同じようにコミュニケーションをとって。

 

そうすると、やはりぐんと授業もやりやすくなる。

 

生徒が、どんな様子で、どんな考え方なのか。

どういう雰囲気を持っているのかがわかる。(表面上だけですが)

 

だから、一斉指導であれば、とても大切な感覚になると感じました。