今日もイワシ、はぐれてます。

海のような広い心で。

教師のためのChatGPT入門

福原将之さんの著書『教師のためのChat GPT入門』を、読みました。

図解や文章が明瞭で、すらすら読み切ることができました。

 

テーマとしては、話題のChat GPTに対して、教師はどのように向き合っていくかというテーマ。そこを通して、人工知能や今後の社会動向といったところに目を向ける機会になる一冊でした。

 

印象的だったのは、やはり有能な秘書としての役割をChatGPTが持っているというところです。

私も何度か試したことがあったのですが、あまりうまくいかずよく分からないままになっていたのですが、やはり「Garbage In, Garbage Out」と言われるように、入力の仕方があまり良くなかった。

 

AIを一貫して道具として活用していく、特に教員の業務軽減、発想の叩き台の役割を果たす可能性があるという認識。

 

すごく面白いなと感じました。

特に、総合や英語の文章を教科書外で一から考えるとなると少し悩むことがあるかもしれません。そういった場面でも、しっかりとした用法であれば、AIは心強い味方になってくれます。

 

この著書では、本当に様々な場面におけるAIによる教員の作業のサポートについて書かれており、実際に教員になる前にいくつか試したいと思いました。

 

重要になってくるのは、やはりプロンプト内容の工夫、出てきた回答について全切りの信頼を寄せないということかなと解釈しました。

 

プロンプトの内容の工夫は、先ほどの失敗談でもそうなのですが、ルールを守り、適切に場面を設定することで、強力な効果を発揮することが実例を持って示されています。

 

また、回答の精査も必要であるとわかりました。特に計算系は苦手な傾向があり、難しい。

だからこそ、何か答えを出したり、1〜10やらせるという活用方法ではなく。

あくまで道具、手段として捉え活用していくことが大切だなと学びました。

 

結局、AIによって仕事が奪われていく、というのも、AIではできないクリエイティブな仕事が求められるようになるというのも。

言い換えれば、こういったAIをうまくツールとして使いこなしながら、効率化を図れるところはそうして、そうでないところもAIからサポートを受けながら、考え、完成させていく。

 

その過程で、人と人の協力が生まれたりしていくなら、素敵だなと思います。

不必要に恐れず、乗っ取られる、なんてことを考えず。

自分が使いこなしていく!最先端の手足だと思って使っていくのがキャズムを迎える今後の時代に重要なことなのかなぁと思いました。