小中高と、経験してきて。
一番濃い時間だったなと感じるのは、自分にとっては小学校でした。
いや、どの学校生活も面白く、良かったのですが。
小学校なんて、卒業してから一番時間が経っているもので。
けれど、小学校の頃の記憶だけは、鮮明に残っています。
勉強の記憶、、、とはまた違う。
生活科、総合的な学習の時間の記憶です。
そこから繋がっていった友達との記憶。
今日、総合的な学習の時間について、大学で授業がありました。
地元に通う大学があるということで、講義で取り扱われる内容で知っていること、聞いたことがあるものが今までもいくつかありました。
今日は、その一つ。
「食料その日」
私が小学五年生の時に経験した授業です。
端的に言えば。
4月から、11月に行われる食料その日にむけ、計画を立て、食材を育て。
そして、食料その日と呼ばれる二日間は、今まで育ててきた食料のみで生活するというもの。
お米や野菜、学年によっては動物を飼ったりしながら、生きる、命を繋ぐ学習。
私たちの年は、台風によって米が収穫間際でダメになってしまい。
確か、ご飯がすごく少なくなった記憶があります。
朝から翌日の昼までだったはず。
学校で寝泊まりです。
1日目は、元気だった。
友達と、夜の学校を探検したり。食についての勉強をしたり、料理を作ったり。
焦がしたり、よくわからない味噌汁ができたり。。。
問題は二日目。
食料が少なく、一食が極端に少なくなりがちで。
朝起きた時点からもうぐったり。
みんな体に力が入らない。
自分もフラフラしていて、朝は保健室に行ったり。
今から考えると、すごい活動。
でも。たくさんのことを学びました。
それは今でも繋がっていて、活かされている。
だから、私にとって、総合的な学習の時間は、とても大切なものなのです。
「生きる力」と言われる現代においても。
考える力。自ら経験してわかること。
ただの講義ではわからない。
それに。それを一緒に過ごすからこそ、友人とも強い繋がりができていく。
今は、同じことができるとは言えないけれど。
できるだけ。子供達にはたくさんの経験を。
失敗すること、苦しいことを恐れず。
いろんなことを学んでいってほしい。