今日もいわし、はぐれてます。

海のように広い心で。

ワールドカフェの形。

大学の授業で、ICTを活用して川柳の発表会をしようという模擬授業がありました。

発表会ということで、クラスの前で自分が考えた川柳を発表するだけかと思いきや、

写真を入れて発表したり、そこにICTを活用してという条件つき。

 

模擬授業では、ジャムボードを用いてアナログとデジタル両方の手法を取り入れながら発表会を行いました。

ワールドカフェの形式で、各班ごとで発表、その後に各班をまわってジャムボードに乗っている川柳に感想を付箋に打ち込んで回るという授業。

 

色々な人の夏の思い出、川柳は面白く感じましたし、これまでにない発表の形式だったと思います。

 

そこで課題となったのが時間管理。

 

やはり、各班をまわる移動時間。それぞれのパソコンにあたふたしながら感想を打ち込む時間がやはりタイムロスになってしまっている。

 

ジャムボードなど、ICTの良いところは何だろうと考えました。

やはり、画像を載せられることはまず挙げられるでしょう。

他には、空間の拡張というか、個人の作業スペースを共有して、全体に広げることができるという点、一つの物に対して、複数人でアクセスすることができ、それは場所ごとに制限がない。

 

こういった利点を考慮した発表会とはどういうものなのでしょうか。

ICTを活用することで、個人活動になりやすいと思っています。

だからこそ、発表会という全体共有の形に持っていくには、どうしたらよいかなと悩んでいたのですが。

前回の班の模擬授業を受けて、いい気づきがありました。

 

ワールドカフェとは、「カフェ」のようなリラックスした雰囲気の中で、少人数に分かれたテーブルで自由な対話を行い、他のテーブルとメンバーをシャッフルして対話を続けることにより、参加した全員の意見や知識を集めることができる対話手法の一つである。とあります。

 

今回の授業の手法は、どちらかというと班単位で動き、俳句を見て回る俳句ツアーのような形。

そのため、同じ班で話すということは、どの席に動いても変わらないことでした。

そのため、ICtを活用すれば、最初の席から動かずに、ネット上で俳句ツアーを行うこともできたと思いました。

また、班で同じ画面、同じ内容にアクセスしていれば、そこでの会話は共有されるため、実際に班ごとに回っているような感覚にもなる。

 

足を動かして移動しながらというのも大事だと思います。

それこそコロナ渦で、班ごとに修学旅行をインターネット上で行うような。

それは実際に足を運んで動いたほうが楽しいでしょう。

 

けれど、同じ教室内ならジャムボード内で発表会もできるのかも。。。と思ったり。

 

うーん。ICTを使う中で、個人にならずみんなでできるということ。

結局、教師がそうしろ!ICTを使え!といったところで、最も良い、効果的な授業は難しく、子どもたちが使いたいという必要性を感じたときに使える環境を用意しておくというのが大切なのかなと思いました。