今日も塾の講師として夏季講習を行ってきました。
夏の追い込みということもあり、三年生はとにかく復習と基礎の確認をしながら、
レベルを上げたい生徒には難しい問題をやってもらうことに。
生徒の話を聞いている中で、公立中学校の学生の中で、すでに今の学年や学習内容からはるかに離れたところを勉強している生徒が多くいるという話を聞きました。
まぁ実際、多くの子どもたちが塾を活用しているし、塾では予習形式をとるところが多いと思うので、そう感じるだろうなぁと。
私のイメージとして、都会などであれば、そもそも幼稚園や保育園の段階から学習に取り組み、中高一貫校などで本来の学習ペースを大幅に超えて学習をしている子どもたちがいるというものがあります。そういったことでなければ、高校から思い立って東京大学などトップ大学に行くのはやはり相当の努力と効率化が必要になる。
まぁ、自分が中学生の時に、既に高校数学を学習している人はいなかったはずだし、そういった学生がいるのであればまず学年で10番以内に入るのは相当難しいはず。
でも、今では塾や家庭での学習の力の入れ具合が変化してきて、同じクラスでも学力差や進度の幅はとても広いと考えられます。
当然ですが、彼らに対して、自分が中学で学習していた姿が到底敵うはずがない。
それは教員になっても同じであり、とっくに教員の理解の域を超えてくる子どもたちがほとんどになると思います。
それをまとめ、全員に対して効果がある授業を行うことは不可能。
むしろ教員が足を引っ張るのではないかとも思えてしまいます。
もう、勉強したくてもできないという時代ではない。
自分のペースで、自分に合った勉強の仕方ができるようになっている。
だからこそ、学校に行く必要性、学校でしかできないこと、教育の目標を常に考えなければならないなと思うのです。