講義を受けている中で、よく感じることがあります。
教員が忙しいと言われます。
ニュースなどでも、給食をかきこみ、すぐに丸付けなどの業務に入る先生が取り上げられていました。
その先生方は、「子どもと遊ぶ時間を作りたい」と言っていることが良くあります。
たしかに、教員は子どもに好かれたいと思う生き物であると思います。
でも、本当にそれが当たり前なのでしょうか。
私が子どもの時は、教員は一緒に遊ぶことはほとんどありませんでした。
というよりも、仲間で遊んでいる方が気兼ねなく、楽しめたからというのもあるでしょう。
教員の方は、遊ぶことで生徒の雰囲気を把握したり、変化がないか見ることができるというかなと思います。
本当にそれに気付けるのでしょうか。
その場で遊んでいない児童たちはどう思うのでしょうか。
根本的に言えば、その変化に気づくことができるのは、本当に教員だけでしょうか。
それを解決できるのは教員だけなのでしょうか。
私はゼミに入って、そうではないのではと考えるようになりました。
教員なんかよりも、はるかにクラスメイトのほうが仲間の異変に気付く。
教員が介入することでことが大きくなることもある。仲間内で解決できることもある。
そうやって人間関係を学んでいくのではないか。
本当に大切なのは、仲間の変化に気づき、声を掛け合って、集団で何とかしていくことであり、教員ができるのはそんな集団を作ることだけではないかと思うようになりました。
何が児童生徒たちの幸せにつながっていくのか、本当によく考えなければいけないと思いました。