今日もイワシ、はぐれてます。

海のような広い心で。

センス

今日は一日算数の集中講義&実習の事前指導でした。

身体はくたくた。正直もう寝たい。まだまだ集中講義は残っています。

 

今日の算数の講義で、小学校の比例の授業が取り上げられていました。

その授業を行った教員の方は、比例を教える際にx=1から順々に考えるという簡単なことだけを行うのではなく、上手く2以上の数字に対してどのようにyが出てくるかを子どもたちに考えさせながら授業を行っていました。

 

また、それを次の単元である拡大図や縮図にも応用。児童の柔軟と教員の教え方のセンスで上手く前単元と新単元を結びつけながらも、両者ともの理解を相当深いレベルで行う授業をされていました。

 

自然にグラフの概念が登場し、x軸とy軸の数値が決まっていく。その法則性に気付き、直線状には無限の点があるのだという気づきを持つ児童。

 

子どももすごい。本当に発想が豊かであり、なかなか中学生でもイメージできないところまでも到達しているように感じました。

 

尚且つ、その授業を行った先生の凄さ。ここまで単元を結びつけることができ、両端減の理解を深める授業構想ができるのか、と。

 

自分には正直難しい。そういった素晴らしい授業を構想される方の真似はできても、自分ではきっと組み立てられないだろうなぁと思ってみていました。

 

それに、児童の反応も書かれていなかったため、「全員に対してわかりやすい」というものかはわからない。

 

けど、『学び合い』でも、このような授業でも、共通しているのは児童生徒の自由な発想であり、教員の固定された考え方、解答にこだわらないスタイルだと思いました。

 

子どもたちが自由に考え、話せる状態、それを教員が決まった一つの型に当てはめない授業だからこそ、面白い考え方や、その学年の学習内容にとらわれない広い知識、興味に結び付くのだろうなと思いました。

 

これは、教員側からしても、見ていて、授業していて本当に楽しいだろうし、自分もまだまだ学ぶことがありそうだなという実感につながり、教材研究をしたくなるだろうなぁと思いました。