濃いめの対談を聞いた振り返り②
今回のお話を聞いて、流れとして自己紹介が終わった後は『学び合い』のとの出会いの話に。
その中で、性格の話があって、大学選びの話も。
そんな中で話題に登ったのはキャリア教育について。
話では、大学でもあまりキャリアについて考えていない、大学に入った時の周りとの温度差、考えの違いなどについても。
「大学でキャリアを考える」
最近は、これがすごく多い気がしています。
中学、高校で自分の興味あることは考えるけれど、結局文理選択は自分の得意なこと、学習についていける方を選びがちな気もする。
その段階で、自分のやりたいことがあったとしても、自分の得意不得意と向き合ってしまって、諦めることも。
そのまま自分の教科で大学へ入り。
そこから道を考える。
そりゃ、自分の地元でやりたいこと、というよりも、自分の得意で、やってきたことで採用される場所を選ぶから、大学で住んだ地域で就職する人が多いのも納得。
やっぱり、中学、高校でキャリアを考える時間はほとんどないって思います。
確か、以前どこかの会でもそんな話になったのですが。
今の中学校、高校(普通科)のカリキュラムは、キャリアや自分と向き合う時間をとってくれるほど余裕はないなと思います。
それに、自分の好きや興味があっても、それだけでうまく行かせてくれない。
どんなに科学や建築の道に興味があっても、数学が苦手だとそこを選択肢から外してしまう。
職業について本当に必要な教科と、受験で必要だからという教科は必ずしも一致しない。
その受験で挫かれる場合がある、というのは非常に悲しい。
苦手を克服するために勉強し続けるのは、中高生の時期には大変だと思います。
部活も、友人も、恋愛も。
いろんなことをしたいから、限りなく勉強への興味は低くなりがち、な気もする。
自分は、どうだったろう。
やっぱり、自分が教職を強く意識したのは小学校だったと思っています。
小学校の時は、いろいろ夢があって。
最初は白バイ隊員のお兄さんになることだったし、バドミントンが好きならバドミントン選手。
けれど、最後の卒業式。
自分の学校の卒業式は、少し変わっていて。
式典後、6年性が六年間の学びを発表する場、それぞれの特技を発表する場があって。
その年。
自分は、その全体のストーリーを考えたり、まとめる役をやらせてもらった。
先生はほとんど関与しない中で、先生がこれまでどのような視点に立っていたのか、なんとなく考えるきっかけがあったように思います。
そこから、暗殺教室にハマり、さらに中学校の職場体験活動で小学校へ一週間。
ある程度夢が決まっていたし、そのための進路として、自分の家の近くの大学は有効すぎた。
教育実習生の姿を知っているからこそ、行ってみたいと思うし。
色々な点で、強みになるとも思った。
そうすると、計画として完全に地元の教育大学に入って、その地元で先生になるというルートができる。
そうすると、そのために何をするべきか、一番効率が良い方法を考える。
高校受験を楽にするには、今どうすべきか。
大学受験を楽にするにはどうすべきか。
結局、元から勉強が嫌いではなかったし、人に教えるのも好きだったということもあって。
じゃあ、中学校のテストはちゃんと勉強しよう、ってなるし、勉強していると勉強しているひとときがあって、テスト前の話とかが楽しかったからそれが循環していった。
高校は、大学への推薦がより取りやすい方、あとはバドミントンのことを考えて受験して。
高校も、結局大学受験を見越して勉強することになったり。
そう考えると、たくさん迷って、たくさん経験できるのは小学校で。
中学校ではある程度進路が決まってきて。
その中で情報収集したり、人との違い、色々な進路の人と関わって。
それが続いて大学へ。
そんな流れがあった気がする。
そういうところで、キャリア教育とか、子供達により将来のことを考えてもらったり、経験をたくさんしてもらうことができるのは小学校かなと思う。
そうすれば、小学校卒業後の勉強のモチベーションにもなる。
ま、別に進路なんて、いつ変わってもいいとも思っている。
やりたいことをやりたくなったらできる社会。
そういうのって、素敵だなぁって思うし。
自分も、教員になりたい、というのは強いけれど。
違う道にもたくさん興味を持って、やりたいことをいつでもやっていけるような人生がいいなって思います。