今日もイワシ、はぐれてます。

海のような広い心で。

2024/07/13 直江津『学び合い』の会

昨日は、直江津『学び合い』の会に参加させていただきました。

 

今回の会は、「うちの実家北出丸」という場所で開催。土壁や障子、木造建築の雰囲気などが自分の家の雰囲気の似ていて、リラックスした空間でお話しすることができました。

 

メンバーは、自分も含めて5人(子どもたちを入れるともう少し多くなりますが)で、

いつも直江津の会に参加されるメンバーだったこともあり、今回は全員で輪になってお話しました。

 

今回の話で大きな話題としてあったのは、幼小連携やキャリア教育、社会教育など学校の枠組みを出た後の教育についての話が大きかったように思います。

 

幼小連携については、以前面接練習の際にも小一プロブレムについて聞かれたこともあり、興味を持っていたところでした。

 

話の中では、子ども園等ですごくのびのびと育った子どもたちが、小学校入学後の急な変化、学習に縛られた学校生活などで、幼稚園や保育園、子ども園側が小学校に子どもたちを送り出すことについて考えなければいけないという現状。

 

のびのびと過ごせる学校生活。

 

自分は、総合的な学習の時間に力を入れていた学校だったということもあり、教科学習の時間よりもはるかに生活科や総合の時間を大切にしていたと思っています。

また、そういった活動が日常生活を占めるので、自由な発想だったり、自然な共同学習につながっていた印象があります。

 

なかなか、そういった幼小の連携という問題は難しいなと思っていました。

 

実際、今までそういった子ども園などの見学に行ったことがなかったということで、また新たに学びへの興味が湧きました。

 

どうしても、まだ小中高の枠組みで教育をとらえてしまうところがあるので、もっと幅広く知っていく必要があると実感。

 

参加者の方々のお話でよく出てきた子ども園の方にも、ぜひ見学に行かせていただきたいなと思いました。

 

 

話の中では、子どもたちが育っていく環境として、普通科一辺倒ではなく、通信制高校の有用性についても話題が出てきました。

 

というのも、地元でもう少しで新しい学校が開校されるということで、通信制高校への保護者の方や地域の方の見方、偏見などについても話題に。

 

自分たちは、どうしても偏差値の高い学校への進学、その後とりあえず大学へ、というルートが当たり前だったように思います。

 

先生方や塾も、その謳い文句で人を多く募集していました。

 

でも、その体制は少しずつ崩れていく。人口自体が減少し、大学運営がうまく行かなくなってくれば、大学の減少につながっていく。

結果、大学入試制度が崩壊すると、今までの偏差値一辺倒の教育の形自体が変化せざる終えなくなる。

 

その兆しとして、高校卒業後直通で企業が採用するという形が増えてきていると思います。

 

こういった形がより増えてくれば、職業選択についてもまた地域によって幅が出るし、その地域の特色が出てくる。

 

 

また、いつでも学び直すことができる、学びたい時に、学ぶということで大学へ行く、という形が整って行くことにもつながるように思います。

 

そうなると、大学で自身のキャリアについて考える、という今の状態では遅いことになります。

 

 

今後は、自身のキャリアについて考える機会が、より早まっていく必要があるように感じました。

 

そこで重要になるのが、キャリア教育なのかなぁと。

 

特に、小学校での。

 

 

私自身、教職に興味を持ち始めたのが小学校で、そこからはその夢を叶えるための勉強ということで中学校、高校と勉強に取り組んできました。

 

でも振り返ると、正直小学校で何になりたいか決めきれなかったら、興味を持てなかったら。

 

中学校や高校は、勉強の予定がぎっしりで、自分のキャリアに向き合う時間がほとんど取れなかったように思います。

これが何のための勉強なのか、どこに生きるのか。

 

それを考える余裕はなく、とにかくついていかなければいけないから勉強する、といった状態に。

 

 

つまり、中学校に入ってからは大学まで自分の将来について深く悩んでいる余裕はない、ということです。

 

そして、流れるままに得意不得意で文理選択があったり、大学選択があって。

その後に就職する。

 

悪いわけではないと思います。

でも、それぞれが自分の得意不得意に向き合いながら、やったら面白いこと、やってみたいことを体験しながら就職し、また新しいものに挑戦したい、学び直したいと思った時に学べる場所があることが大切だと思うのです。

 

そういう制度を、整えていくことが必要だなって。

 

 

そう考えていくと、教育は当然学校という中だけで行われることじゃない。

生まれてから死ぬまで、ずっと教育があって、学びがある。

 

そして、結局は学校だけじゃなくて、地域や社会が複雑に絡まってくるんだなぁと実感。

 

でも、一本学校教育が変容していくと、それに引っ張られて地域や社会も変化していくと思います。

 

今後、そういった波が大きくなるとも思います。

 

だからこそ、自分の視野をもっと広げる必要があるなと感じました。

 

 

こういった会に参加していると、最初は学校内での教育の話が多かったのですが、少しずつ、学校外の教育の話が増えていきました。

 

今回も、小中高だけでなく、幼稚園、保育園、子ども園の話も多く出てきました。

また、地域の実情や行政に関する知識も必要になる。

 

 

こう考えると、何だか必要なことが多くて、欲張っている感覚もありますが。

 

でも、自由に時間を使えるのは、今。

たくさん学びに時間を使えるのも、今。

 

いろんなことを学んで、知っていくことをちゃんとやっていきたいなと改めて感じます。

 

 

でも、毎回こういった会に参加する中で思うことがある。

 

自分は、どこまでも視野を広げていったとして、いろんな知識をつけたとして。

最終的に、それを何に活かすんだろう?

教員になりたいのはそうなんだけれど、自分は最終的に何になりたいのか。

そういったところに、何だか少しもやっとする気持ちが出始めてきました。