今日もイワシ、はぐれてます。

海のような広い心で。

実習小話4

中等実習でも、『』をやらせていただく。

 

しっかりとした形での『』は、2クラス分。

両方とも、一年生の数学でした。

 

先生の要望で、時間終了7分ほどに、本時の内容の確認テストを行なってほしい、ということ。

 

テストや、ワークシートを自作して、子供たちに解いてもらいました。

 

まずわかったこと。ワークシートを作るのが、結構大変。

教科書の問題をいくつか拾ってくれば良いかな、とも思ったのですが。

子供達の実態、身につけさせたいところ。

授業で核となる内容。

 

それがわかるように、問題を選択する。

 

ワークやドリル、教科書、参考書。

 

様々な選択肢の中から、子どもたちにあった、また子どもたちに学習してほしいところを厳選する。

 

これは、各クラスで違ったので、時間がかかりました。

でも、これも教材研究の面白さだし、『』の実践者の方々が、教材研究をしたくなるという気持ちの一つが、こういったところに関係しているのかな、なんて思いました。

 

子供達の動き方は、小学校よりスムーズで。

一年生でまだ5月ということもあって。

 

クラスによって、雰囲気は異なりますが、男女が綺麗に別れることもなく。

 

あるクラスでは、2〜3名の集団が複数できていて。

別の学級では、5〜10の集団が数個できている。

 

集団が解体され、新しく再構築される。

 

見ていて、とても面白い。

 

中には、累乗計算で間違えやすい、マイナスがつくかつかないか、という問題に対して。

 

おそらく、自分はこれほど面白く、わかりやすい説明ができないだろうな、と思う生徒の発想があって。

 

そういうのを見ているだけで、すごく学びになりました。

 

ちなみに、その班では、その考えが行き渡り。

 

確認テストでは、面白いことにその部分は全員正解。

 

そういった、見取りを。子供達の気づきを。

先生が拾い上げ、広げ、つなげる。

 

それもまた、役割なのかなと実感。

 

また、タブレットの仕様もしっかり許可。

得意な子は、タブレットで問題を出したり。

 

流石にまだ、解法をネット検索する子はいませんでしたが。

 

このまま続けていれば、もしかしたらいるかもしれない。

 

 

ただ動画を見て、家で学ぶのとは違う。

自分の言葉で伝え、伝わり、理解する。

 

それは、人と繋がることでもあるし、自分の理解の、深く深くに関わってくる。

 

見ていて思ったこと。

 

本来の授業は。わからなければ、ついていかない、諦めるという選択肢が存在する。『』は、仲間が見ている。教えてくれる。だから、楽しさもあるけれど、苦しさももちろんある。だって、諦められないから。見過ごしてもらえないから。そこが、きっと苦しいだろうけれど。でも、その子が成長することができるところだと思うし。だから。学習するという責任を、自分が負うことになるのが『』である、と感じました。

 

 

さて。もちろん、全てがうまくいったわけではない。

今回のポイント。

確認テスト。

 

これについては、また今度書きます。