中等実習でも、『』をやらせていただく。
しっかりとした形での『』は、2クラス分。
両方とも、一年生の数学でした。
先生の要望で、時間終了7分ほどに、本時の内容の確認テストを行なってほしい、ということ。
テストや、ワークシートを自作して、子供たちに解いてもらいました。
まずわかったこと。ワークシートを作るのが、結構大変。
教科書の問題をいくつか拾ってくれば良いかな、とも思ったのですが。
子供達の実態、身につけさせたいところ。
授業で核となる内容。
それがわかるように、問題を選択する。
ワークやドリル、教科書、参考書。
様々な選択肢の中から、子どもたちにあった、また子どもたちに学習してほしいところを厳選する。
これは、各クラスで違ったので、時間がかかりました。
でも、これも教材研究の面白さだし、『』の実践者の方々が、教材研究をしたくなるという気持ちの一つが、こういったところに関係しているのかな、なんて思いました。
子供達の動き方は、小学校よりスムーズで。
一年生でまだ5月ということもあって。
クラスによって、雰囲気は異なりますが、男女が綺麗に別れることもなく。
あるクラスでは、2〜3名の集団が複数できていて。
別の学級では、5〜10の集団が数個できている。
集団が解体され、新しく再構築される。
見ていて、とても面白い。
中には、累乗計算で間違えやすい、マイナスがつくかつかないか、という問題に対して。
おそらく、自分はこれほど面白く、わかりやすい説明ができないだろうな、と思う生徒の発想があって。
そういうのを見ているだけで、すごく学びになりました。
ちなみに、その班では、その考えが行き渡り。
確認テストでは、面白いことにその部分は全員正解。
そういった、見取りを。子供達の気づきを。
先生が拾い上げ、広げ、つなげる。
それもまた、役割なのかなと実感。
また、タブレットの仕様もしっかり許可。
得意な子は、タブレットで問題を出したり。
流石にまだ、解法をネット検索する子はいませんでしたが。
このまま続けていれば、もしかしたらいるかもしれない。
ただ動画を見て、家で学ぶのとは違う。
自分の言葉で伝え、伝わり、理解する。
それは、人と繋がることでもあるし、自分の理解の、深く深くに関わってくる。
見ていて思ったこと。
本来の授業は。わからなければ、ついていかない、諦めるという選択肢が存在する。『』は、仲間が見ている。教えてくれる。だから、楽しさもあるけれど、苦しさももちろんある。だって、諦められないから。見過ごしてもらえないから。そこが、きっと苦しいだろうけれど。でも、その子が成長することができるところだと思うし。だから。学習するという責任を、自分が負うことになるのが『』である、と感じました。
さて。もちろん、全てがうまくいったわけではない。
今回のポイント。
確認テスト。
これについては、また今度書きます。