先日、横浜✖️湘南✖️川崎 『学び合い』の会に参加させていただきました。
テーマは、「『学び合い』自由進度学習〜低学年でもできるんだ〜」ということで、
『学び合い』に自由進度学習を取り入れて行った授業実践についての話がメインだったように感じます。
自由進度学習という話は少し聞いたことがあったものの、実際にそんなことが可能なのか、『』との親和性はどうなのか、といった視点でお話を聞かせていただきました。
今回の会に参加させていただいて、メインの感覚としては、
自由進度学習というのは筒、『学び合い』は底の蓋なのかな、という感じ。
セオリー通りの『』では、どうしてもその1時間にやるミッションを決めて、その授業を繰り返すことで単元内容を進めていくという感覚があります。
できる子供達にとって、それは誰一人見捨てないという点ではやりやすい。けれど、全体のミッションがすぐに終わってしまうと面白くなかったり、先に進みたい、自分たちならもっとできる!という気持ちが出てくるというのは、実践した時にも感じたことでした。
それに対して、自由進度学習は天井がなく、やろうと思えばどこまでもやれてしまう。
一応単元ごとという制約はありますが、それでも早い子にとってはすぐに終わってしまう。
そこから自習に取り組んでいくことになると思います。
そういう意味での「筒」。
でも、それだとクラス内で差ができてしまう。
わからない子がずっとわからないままでいてしまうような、そんなことが起こるかもしれない。
それをカバーするのが、「底」である『学び合い』。
一人も見捨てないこと、繋がることの大事さを共有していくことで、一人だけ進むだけでなく、その知識を共有するようになる、
そうすると、ただの筒ではなく、水がこぼれないコップのような物が出来上がる。
『』実践者の方と話す中で、『』をやっていると、単元という縛り、1時間という縛りが煩わしくなるという話を聞いたことがあります。
それはおそらく子供達も同じところ。
だから、自由を保証しながら、でも誰一人も見捨てないことがルールとして徹底されている。
そんな授業、すごく楽しそうだなと思いました。
実践例では子どもたちの、授業時間経過による変容、感想文など見させていただきましたが、子供達が楽しそうに学ぶ姿、文面から感じ取れる変化が明確にありました。
それに、先生もすごく楽しそう。
お話を聞いている中で、感じたことの一つに、「教職の楽しさを感じた」というところがあります。
私が教員の魅力として考えていることに、子どもたちの成長、変化を見ることができるというものがあります。
自由進度学習✖️『学び合い』では、その楽しさが爆発しています。
子どもたちの疑問が広がり、単純に教科への視点が深まっていく部分もありました。
学び方が多様であれば、子供達は自分たちで考え、自分たちに最適な方法を選択していく。
その中で人と関わり、成長していく。
多様な他者の力を借りて、自分の課題を解決する。
それは、授業のミッションがしっかりしていて、人の力を借りたくなったり、みんなでやりたくなったり。
そんなミッションを考えたいなぁなんて漠然と思っていました。
あと、とても取り入れたいなと思ったものとして、その単元ごとの予定表や一授業ごとの感想等を記入する欄を作ったプリントを授業の初めに配布しているというところでした。
『』をやっていく、やっていかないに関わらず、子どもたちのインプットだけでなくアウトプットも大切だと考えています。
そういった時間を一授業ごとにとりながら、子どもたちの変容を見ていくことができるのは良いところだなと思いました。
主催者の方には、初任者としてこれから働いていく上で重要なこと、『』に取り組むならどのようにやるか、なんてお話も質問させていただきながら、多くの知恵を授けていただきました。
今回の回では、授業方法としての『学び合い』の視点を広げるという点で、自由進度学習という方法があるということ。
核として大切なことは変わらないとして、『学び合い』の形は多様であり、またそれは子どもたとともに変化していくということを知ることができたと思います。
初任者に、うまくいけば一年と少しでなっていくわけですが、もっとやってみたいこと、子供と楽しみたいこと。
そんな展望が広がった会でした!
主催者の方々、お話しさせていただいた方々、本当にありがとうございました!
また参加させていただきます😊