今日もイワシ、はぐれてます。

海のような広い心で。

終わり

本日で算数の集中講義が終了。

四日間という長い期間でしたが、何とか乗り越えることができました。

 

内容が算数、数学ということ、塾で小学生の算数を見させていただくことが多くあるということから、講義で取り扱われる内容や実践は面白いもの、興味のあるものに写りました。

 

塾で教えていてわかることですが、やはり算数は難しい。

特に、例えば高校数学までしっかり勉強してしまうことで、逆に初歩の内容を分かりやすく教えることがとても難しい。

 

混み具合、人口密度を教えるときなど、今では当たり前にイメージ、計算ができますが、それを分かりやすく、丁寧に教える。尚且つ、相手が分からないといけない。

 

一回教えて分かることなどほとんどないでしょう。それができるのは、学ぶ意欲があり、問題意識があり、そのうえで限界まで考えて分からない、やり方が知りたいと心から渇望できる人、部分だけです。

 

では、普通はどう理解するか。人間はわざわざペットボトルに入っている飲み物のの見方は忘れない。

日常で意識していること、何度も繰り返すこと、自分の中でのイメージ、確信と結びつくことで理解できる。忘れないと思うのです。

 

そのためには、対話が必要だなと。徹底的な対話、多様で多数の人との対話。

それを通して、自分でも内容について理解していくし、そこでようやく自分の物にできると思います。

 

事実、中学、高校で友人に教えた数学の問題、解法はある程度まだ覚えています。

それは、人と対話し、分かりやすくするために自分で考えたという記憶がセットになっているから。だから思い出せる。

 

学校の授業も、もっと対話が欲しい。自分で考え、互いに考えを深め合えることのできる時間をたくさん取ってあげたい。