さて。いよいよ先生の新しい著書を読み始めました。
といっても、本当に数ページだけです。
でも、ワクワクしました。
最初に、授業レベルの『学び合い』について書かれてあるのですが。
読むべき本として。
『学び合い』をやるなら!という本数冊。
そして、『学び合い』の元になった本、数冊の紹介が。
ゼミに入って、最初に読むことになったのが、『学び合い』の元になった本でした。
だから、明確に『学び合い』のやり方が学べる本を読んだのは、おそらく実習で本当に『学び合い』の授業をやりたい!となった時に一気に読んだ気がします。
でも、今になってみると。
方法から先に学ぶのではなく。
どうして、『学び合い』が有効なのか、という実証的な研究が書かれた本から読んだことに価値があったように思います。
最初に読んでいたときは、正直何を読んでいるんだ?これは、となっていました。
いろんなデータや会話記録などが満載で。
あれ?自分は『学び合い』の方法を学ぶためにこれを読んでいるんじゃなかったか?とも思っていました。
でも。それがあったから、きっと上手くいった。
方法論だけ学んだのでは、上手くいかなかったんだろうなと。
なぜか。
多分、その本を読んでいたことで、自分の中での子ども観が再構築されたんだと思います。
子どもという子どもはいない、とよく師はいいます。
子ども集団を信じることができる根拠を、本を読んでわかったから。研究から、理解できたから。
だから、方法ではなくて、「人」、「集団」なんだなって思って。
それがわかると、方法がすんなり入ってくる。
方法から学ぶのではなく、その理論があるから、最適解が『学び合い』の形に集約されているのだと気づける。
本当に、読んでいてよかった本たちだったと思います。
改めて、読み返したいなとも。
教採が終わって、しっかり時間が取れたら。
また初心に立ち返っていきたい。