先日の元西川研究室『学び合い』の会では、初任者として2学期終了までに行なってきたことや、今後の学級・自分自身の方針についてお話しさせていただきました。
今回のブログでは、それらの内容をざっくりと紹介しつつ、会を通して考えたことなどを書いていきます。
さて、まずそもそも教員として教育現場に出てから感じた大きなこととして、自分の抱える子ども観や学校観が、現場の実態と乖離している、というところでした。
また、クラスの実態としても、非常に多様であり、それぞれが特性を持ち、また学力面においても苦しさを感じている様子が多い、というふうに捉えました。
また、授業における態度や学習への姿勢、子ども同士のつながり、というところにおいてもこれから考えていかなければいけないところは多かったように思います。
そうして、学級の分析に当てた4〜6月。正直に言えば、次々迫り来る教員としての初業務、そこに加えて見えてくる学級の実態。
相当自分自身、苦しいなと感じていました。
ただ、自分の理想とする学級像があったため、どのような手立てをとっていくのかを考えていくことが大切でした。
そもそも、私の理想とする学級像は、「教員がいなくても、自分たちで考え、行動できる集団。そして、そういった集団となり、学校生活を過ごすことによってそれぞれが将来の幸せを獲得することに繋げる、その基盤になる学級」というものです。
だからこそ、常に最終目標をイメージし、3月の姿に繋げるために、『今』を考えていったように思います。
それを考えてからの1学期は、とにかく「学級秩序の整理」「自分の価値観の伝達」を意識しました。
「学級秩序の整理」については、「なぜそれを行うのか」という理由を、なるべく社会に結びつけて伝えていきました。そして、子供達と共にルールを作り、整備し、評価しました。
今学級には、子供達が決めた宿題のルールなどが貼ってあります。
そうして、子供達自身で秩序を決める(目標設定はこちらで)ことを行いました。
そして、朝の会から帰りの会、給食、授業中の様々な場面で、語りを入れていきました。
自分がどういう人間で、どう考えているのか、を正直に、感じたたびに伝えていきました。
だからこそ、学級の課題感についても、全て子供達に伝えることで、子どもたち事として捉えさせる狙いもありました。
そうやって、一人で悩まず、子供達を頼り、子供達と共に考えていったと思います。
そして、結果的にですが、子供と自分との『信頼関係』が生まれたように思います。
それは、日々考えていることを伝えることや、集団をこちら側から信じること、言動の一致などです。
また教員として話すのではなく。一人の大人として会話をする、ということも意識していました。
そうして1学期が終わり、2学期に入りました。
1学期で、大まかな学期内の業務の流れがわかってきて。効率化も少しずつ始めました。自分自身の余裕を持ち始める、というところを大切にし、少しずつ定時に帰る日も増えてきました。
そうして、2学期の目標設定。
2学期の目標は、保護者の方々にも伝えましたが、
「学力面の向上」「つながりづくり」
の二つを特に意識したと思います。
そして、12月くらいから「手放し始める準備」も行いました。
学力面の向上については、主に授業での『学び合い』を実践したり、協働する時間を授業の半分以上に設定することを行いました。また、テスト前にテスト対策授業を行ったりし、全員で点数を取ろう、という意識も高まりました。
また、評価基準についても明示するようにしました。
国語の成果物など、評価基準を設けることで何を狙って授業を受けたり、行えばいいのか、というのが子供達の思考に生まれていったように思います。
その結果、文章量なども評価基準に入れてみたことで、1学期終了から2学期終了までで、まず「文を書く」という力自体も上がったと思います。
1学期は、「感想書くの〜?えー、いやだなぁ」という雰囲気でしたが、今では、「この文だとどれくらいの評価ですか?もっと書いたほうがいいですか?内容は?」というふうな話が出てきて。
書いている様子も、人と話して深めている人や、自分で最後まで頑張る人など、色々な姿が見られるようになってきました。
そうして2学期が終わり。
成果としてみられたことについてまとめてみると。
・1学期から2学期にかけて、学級のほとんどの児童に点数の向上が見られた。
・学級平均点が10〜20上がり、1学期には到達できなかった平均9割をそれぞれの教科で取ることができた。
・まとめのテストにおいても、忘れている部分が減り、全体的に学習の内容定着が見られた。
・学級全体の学習意欲の向上が見られた(授業中に意図せずともノートに書くべきことをメモし、発言も増えてきた。)
・みんなで分かろう、という意識が増えた。
学力面で見れば、こういった評価ができるかと思います。
また、QUにおいても、学級全体が満足郡に寄り。学級の雰囲気と友達関係という点では、1学期よりも平均的に良い方に変化しました。
これは、やはり『学び合い」の考え方をもとにした学級経営や、授業のおかげでもあるな、と思います。
今回2学期の1番の目玉は、やはり学習発表会でした。
子供達が1から作り上げ、全員で何かしらの役になり、学んだことを多くの人に伝えたいと願って行った発表会。
それらが、集団のつながりをより強固にしたと言えるでしょう。
さて、3学期に願うのは、4月の時からも想像していた学級像。
教員がいなくても、自分たちで考え行動できる集団。
そのため、3学期に願うのは「集団自治」です。
互いに認め合い、声を掛け合い、教員などの外的な要因ではなく、集団内で補完し合う自己肯定感。
そして、集団として考え、価値を理解し、動く。
そのために、「教員」としての私の仕事は、少しずつ自分の仕事を、任せられるところを任せていくこと。
そして、彼らの決断や行動を信じ、見守ることです。
そうやって、やっと一年の目標を達成できます。
さて、ここからは、来年私が主に考え、動いていくことについても書いていきます。
悲しいかな、子供集団は有能である、だから任せてみよう!子供達に頼ろう!となる場面は、教育現場であまり多くないのかなぁ、と感じています。
どちらかというと、教員は教えるもの、子供は教わるもの、という関係が固定化しているようにも思います。
学校行事の運営や、学級や学校をどうしていくのか、また子供達にこうなってほしい、という思いについて議論するとき。
いつもその場には、教員しかいません。
子供達のことは、子供達が一番よくわかっていると思うのです。
ですが、一緒に、、、という思考にはなりにくい。
だからこそ、来年度からの動きとして、子供集団が有能であること、そして任せてみることでより学校が良くなることにつながる、ということを証明してく手立てを打ちたいと思っています。
色々な場面で子供たちが参画できる場を狙い、話をつけて、共に考える機会を持ちたい。
そのためには、自分に対してもまず信頼してもらわなければなりません。
仕事のことだけでなく、こういうふうに子供集団に任せると、良いのかもしれない、と思っていただくためには。
結局、自分と、自分の担任する学級において、『結果』を出していく必要があります。
今年度は、一つの積み重ね。
来年度は、もっと積み重ねます。
そうやって、少しずつできることを増やしていきたい。
そんな展望があります。
以上が、今回の会で話させていただいた、ざっくりとした内容です。
その後の会では、自分的に相当納得することができた、一年間のモヤモヤがあったりしました。
流石に、ブログでは書けなそうですが笑
思考停止せず、どうやったらいいか、何が大切かを常に考え、分析しながら過ごしていきたい。
さて、まず4〜12月まで、激動であり、ノンストップでもあり。それはまだ少し続きますが。
ですが、ここまで色々考えながら、教員として無事に過ごしてこれたのは、『』の会で出会う仲間たちや相談に乗ってくださる方々があってこそでした。
改めて、ゼミに入った時に考えていた『つながりの価値』を日々感じています。
何より、学校で共に働く教職員の皆様にはいつも支えていただいていますし。
そして、一番感謝すべきは、子供達と、保護者の方々です。
感謝しながら、また3学期楽しくやっていたいなと思います。
とりあえず、このブログで完全仕事納め。
冬休みを満喫します!
またぜひ、来年の会でお会いしましょう。