今日もいわし、はぐれてます。

海のように広い心で。

20251130 ミライの学校さがしフェア

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昨日『通信制高校✖️フリースクール✖️教育大学 ミライの学校さがしフェア』に参加させていただきました。

今回の主目的として、2つ。
通信制高校の説明会もあったため、それらの参加者層が気になっていたこと
通信制高校に通う子どもたちの話を聞く

というところでした。

開会式では、上越教育大学の高橋先生から、
不登校はない。学校に行っているか行っていないかであって、建物が全てではない。学びの場は多様にある』という話を受け、その通りだなと感じました。

不登校という漢字をそのまま考えれば、登校できない、という意味になるわけですが。
登校というのは所詮学校という施設に通うことなわけです。

そして、子どもたちにとって、その『建物』が重要なのではなく、そこで起こる学びが大切なわけです。

ということは、登校やその建物に行けるかいけないかというだけの話であって、学びはその建物以外にもたくさんあるわけです。

そういった学びの場が増えていってほしいなと、心から思います。
また、それらを選択しやすい雰囲気も。

さて、登壇してくださった方々は、つくば開成学園高校やライトシップ高等学院で学んでいる学生さんや、N高出身者の大学院生の方でした。

正直、通信制高校の外見や概要については少し知っているくらいですが、中身まではあまりわかりませんでした。

実際に過ごしている子供達の様子から、それらを学べたのが大きかった。

第一に感じたことですが、それぞれが自分のやりたいことに向かって進んでいたり、自分の将来のことをよく考えているな、ということです。

そもそも、通信制に行くまでの葛藤や経緯が色々あったわけですが。
登壇者の皆さんは、そういった大きな変わり目のタイミングで、自分の将来について真剣に考え、選択していったわけです。

当然、登壇してくださっている方々だからこそ、なのかもしれませんが、それでもそれぞれがやりたいことを持って学んでいることが伝わりました。

通信制高校は、時間の自由がきく、というのが何よりの特徴だと感じました。

自分のやりたいことに合わせてボランティアを行ったり、職業体験、アルバイトを行ったり。また、自分の体調と相談しながら登校することも可能であり、本当にさまざまな人にフィットする形態だと感じました。

登壇者の女の子が、これからの将来について聞かれた時に、『〇〇になります』と答えたのが印象的でした。

なりたいです、とかなれたらいいです、という回答ではなく。
大勢の前で断言できる、そこがすごいなと思うのです。
それはたまたまかもしれませんが、私的には、そういったボランティアを繰り返し、将来を考え行動してきた結果として滲み出る覚悟や決意なのかな、と感じました。

さて、発表を聞きながら、色々考えていたのですが。
ただ引っかかる、というか考えたこととして。
彼らは、体調なり、学校生活なりで自分が通う学校や将来について真剣に考えるタイミングがあり、選択していたわけです。

確かに、その経験があれば、通信制高校で活動的に行動し、将来自分のやりたいことや幸せを実現できると思います。

ただ、そのタイミングに至るまでに、傷付く、という経験が挟まることです。

当然、そればかりではないのでしょうけれども、そういった何かしらを感じ、そこをタイミングとして考え始めた経緯がありました。

そうなってくると、ただ通信制高校に進学する、というだけでなく。
その莫大に与えられる時間に対して、自分は何を学び取っていくのか、将来どうしていきたいのかを考えて行動する必要が出てきます。

現状、誰も彼もが、通信制高校に『行っただけ』では、彼らのようにならないのも現実だと思いました。

そうすると、結局自分について考える機会、将来について考える機会の保証が、本当に必要だと感じます。

それは全日制だろうが、通信制だろうが、です。

そして、そこに至る選択の前の、小・中の義務教育段階で、です。

とりあえず勉強し、とりあえず進学し、とりあえず大学を卒業する。
その旧態の形式は、今や幸せや望む就職の形を保証できなくなってきています。

じゃあ進学先が違うのか、というとそうでもない。

要は、何も考えずにただ受け身の授業のまま、進学していくことが問題なわけです。

だからこそ、まず自分ができることとして。
小学校で大人として夢を語り、幸せを語りたい。
どんな大人になっていきたいか、生活していきたいかを考える機会を、学校生活に散りばめていく。

その上での、進路の選択。
そこに、全日制や通信制など、多様な選択が生まれるはずです。

また、その選択を、『自分で選ぶ』ことが大事なわけです。
そうすることで、自分にとって価値ある行動を考え、高校で実践できます。

数多の高校の形態が生まれていく中で。
私の仕事は、まずその選択に辿り着く前の基盤を作っていくこと。

公立学校教員として、できることはまだあります。

まずできることを着実と行い。
自分の価値観や、選択肢を常にアップデートしていきたいものです。