今日もいわし、はぐれてます。

海のように広い心で。

プラス歯車

1800

ああ、色々思うことがあった一日だったなと思う。

今日の帰宅はいつもよりも少し遅め。
というのも、若手の先生と雑談で盛り上がりすぎた。

その先生が1年目どうだったのか、という話になった。
今見ている姿や様子とは全然異なっていて。

きっと他の先生方も、いろんなことを悩み考えて行動して今に至るのだろうな、というのが率直な感想だ。

人の話を聞くのは面白い。読書と同じで、その人の人生や観が伝わるからである。金曜日だし、そういうことでまったりする日があってもいいなと思った。

2人して完全に仕事の手をとめ、おやつ片手に雑談だった。

そうこうしていて定時から1時間ほど経ち。また新しい先生が混ざってまた少し雑談。
こうやってコミュニケーションが取れるからこそ、わからないことを気軽に聞けたり、行事等での連携がとりやすい。
そういう点で、すごく居心地が良い職場だと思う。

授業中にも色々感じることがあった。
ある授業では、自分のミス(情報伝達ミス)のせいで、子供達が怒られるということもあった。
その授業後に、全体に対して頭を下げて謝ったわけだが。
結局子供達はそこに対して怒ったりはしていなかった。
むしろ、自分たちが聞いていなかったからだ、と言って反省していた。

本当に申し訳なかったなという後悔の気持ちと、大人だな、と感じる気持ちがある。
そこで「〇〇(自分)先生が言っていたんですよ」と言わなかったのが、彼らがとても優しくて、大人のことをよくわかっている証拠だとも思う。

さて、そんな大人な彼らだ。
1学期とは違った姿をたくさん見せてくれている。

1学期の初めは、それこそ全員がノートを開いて授業を始めるまでに相当な時間がかかった。

その行動の差が、自分が一斉指導の難しさを感じた第一の壁でもあった。

では今はどうか。
実はいぜん子供達の前でさらっと伝えたことがあった。
「何も先生が黒板に書き終わってから書き始める必要はない。見えるところから書いてもいい。先生はいつも声にも出して読んでいるのだから、それを聞き取って書いてもいい。」

その話を聞いていたのか、自分がめあてを書き終わる前に「もう書き終わった!」という声がたくさん聞こえてくるようになった。

どういうことだ?という感じだったが、それが理由っぽい。

そう言った人数が半数以上になれば、学級全体として素早く、適切に行動することが可能になってくる。
みんなで、みんながわかることを実践しようとしてくる。

姿勢が崩れがちだった子が、真剣に聞こうとしている。
わからない!と言っていた子が、人の力を借りて「できたよ!」と自信満々に説明しにくる。

それは、シンプルに嬉しいことだ。

こちらも楽しく授業ができるし、課題感が減ってくる。

みんなが頑張っていて、それをただにこやかに、楽しく受け止め、褒める。

褒めるのも、別に大袈裟にではなく。
単純に、すごいな、と感じるから褒める。

でも、言いたいことも言う。もっとこうなれる、とか、こうしたらクラス全体として良かった、とか。

当然一日目にプラスもマイナスも色々起きるわけだが。

自分の心の持ちようを綺麗に反映していて。
プラスはプラスのサイクルをうむ。

先生方から、一週間疲れたね!と言う会話が出てくる時に、一週間楽しかった!と言えるのは、十分良い状態だなと感じる。

また、ジムに行ったりして運動する習慣が、根本的な体力をつけることにつながっているのもある。

いいサイクルが回り始めている。

こう言う時こそ、驕らず腐らず強かに。

試行錯誤を繰り返して、「楽しく」来週もやり切りたい。