今日は以前とは別の先輩の『学び合い』の授業を見学させていただきました。
人生2回目の高校授業見学です。
先輩方は学校支援プロジェクトで入っているのですが、自分はまだ学部生ということで許可をいただいて。
1時間は、『学び合い』ではなく先生が行う数学の授業を見学させていただきました。
久しぶりに受ける数学の授業。
やっぱり面白いなぁ。
授業で取り扱う内容を一緒に解きながら、数年前まではこんな感じだったなぁと思い返していました。
ここ最近、高校の授業を見学に行っているせいか、だいぶ高校での学習内容を復習したい欲が出てきてまずい。今は自分のことに集中。
そのあとは、先輩の『学び合い』授業を参観させていただきました。
高校生ということもあり、男女間交流だけでなくなんというか、ブロック間での交流があまり多くない。
小学校と違うまず一つ目のポイントだと思います。
どうするべきか。
まずそういうものだという考えを持ちつつ、それでも関わる必要性を語っていくことが大事だなと。
ブロック間交流においても、人と関わることのメリットを、教科学習を通して感じてくれたらいいなと思います。
やはり難しいなと感じたのは見取り、評価です。
これはきっと『学び合い』実践者の方、また学級における『学び合い』の浸透度にもよるのでしょうが。
私は、授業中に即時リフレクション、良い行動はとにかく褒めるスタンスです。
最後の語りでは、集団の評価、良いところ、改善点を伝えます。
だから、自分のスタイルは多分すごく体力がいるし、全体をずっと把握している。
時には、構成的にやっていることもある。のだと俯瞰して自分の『学び合い』を捉えることができました。
自分の『学び合い』では、即時リフレクションをずっと行いつつ、動線を見つけ、繋げ、風通しをよくしていく。
そのために、目や耳、五感で集団の現状を捉え、今の集団を評価する。
そうやっている気がします。
実習の時はそれを1日のうち1時間でできたけれど。
来年度からそれができるのか。。。
まぁ、それは集団が出来上がるまでのことでしょうが。
つまり、自分が集団を信じ切れるようになった時。
改めて、自分の軸をはっきりしておく必要があるなと思いました。
今回の実践者の先輩は、「自己責任」を軸に。
『学び合い』は、実践者の軸や願いがすごく反映されているように思います。
子供達の動き、考え方。そういうのが授業から伝わってくる。
まぁ、そうでしょう。
自分の軸を持って、語って、声がけをして。
その姿で関わっていれば、それが子供達の姿として反映されていく。
だから、『学び合い』の授業観察は面白い。
先生の姿が見えるのも、子供達の動きも。
あとは、実践されている先生と後ろで子供達の話について盛り上がれるのもいいところです。
さて、授業が終わって。
実は元々先輩が授業していたクラスの社会は、私のよく知る先生の持ち授業でした。
昨年度の『学び合い』の会で関わらせていただいて。
自分がずっと同じ地域で生まれ育ち、大学も同じ場所で。
その先に待つ危険について教えてくださった方です。
危険、というのはアレですが。。。
その方のアドバイス、「もっと外に行ったほうが良い。別の場所の空気感」という言葉を受けて、今年の春休みはフットワークを軽く、現職の方について回りました。
お陰様で、非常に学びも多かったし、単純に人間として成長できたように思います。
その先生に誘われて、先生の学級のホームルームに参加させていただきました。
生徒たちが帰ってくる前に学級の様子を見て。
刑事物、学級図書、廊下での展示物など、工夫がされていました。
そういうのがあるからこそ、白い壁に囲まれた学校で刑務所のような空気感にならず、明るい雰囲気の学級になっている、のだと感じます。
実際校舎が工事中だと、そもそも教室が暗くなりがちです。電球が切れていたりするのも。
そういった暗さ、空気の澱みから学級の乱れが生まれる、という話を講義でも聞いたことがあります。
そういう教室整備も、教員の役目。
私は、子供たちと一緒に作っていきたいなと思っています。掲示物とか、写真とかたくさん貼りたい。
あとは、トイレも見させていただきました。
学年のトイレは、学年の様子を表すと思っています。
とても、綺麗に使われているのが見えてびっくりしました。
掃除前に見させていただいたのですが。
トイレは、心理的な安全を確保できる場所ということもあって、乱れが一番出やすい。
そういったところを整えているのが、すごいなぁと思います。
私も、学級経営、学年経営の意識を持って、子供たちの自立を支えつつ。
まず一緒にやって、子供たちの成長を見守れるようになりたいなと思いました。
本日お邪魔した高校の先生方、院生の皆さん。お世話になりました。