本を読み、自分で考え、人と話す。
ゼミでも、何度も耳にした言葉です。
そして、今回の会ではこのことがしっかりと腑に落ちたように思います。
越後『学び合い』の会では、2時間のフリートーク時間が二日間それぞれありました。
それは、前回の越後の会の反省。
もっとフリートークしていたかったな、という気持ちがあってのものでした。
確かに、人によっては苦になる時間かもしれない。
でも、不思議と『学び合い』できている人たちは、うまく関わりを持ってコミュニケーションを取っていたように思います。
自分自身も、今まで繋がった方々と、復習も兼ねてお話しさせていただいたり。
余裕が出てくれば、「お話し混ぜていただいてもよろしいですか!」といって声をかけさせていただいて。
ゼミに入るまでは、そんなのなかなかできる人間じゃなかった。
去年の5月に、上越の会を対面でやってから少しずつできるようになってきて。
何より、変化が大きかったのは、昨年度の会、そして今年の2、3月の経験でしょうか。
現職の院生さんに県外の会や授業に連れ出していただいて。
そこには、学生はほとんどいない。
現職さんはすでに知り合いが多い。
自分は、話に聞いたことがあった人はいても、直接話したことがない人ばかり。
でも、話しかけなきゃ学べないし、始まらなかった。
現職さんの後ろをついて回る、という選択もあったかもしれないけれど、結局それは自分の学びにはなってないかなって。
大きい経験は、やっぱり群馬で行われたセミナーだった気がします。
初対面の人ばかり。話しかけるネタもない。
でも。「何かできることはありませんか?」の一言から、繋がる。
準備を手伝って、それが共有の話題になって。
そこから話が膨らんで。
あんなに帰り道遅くなることを心配していたのに、打ち上げにまで行きたい!って思って参加させていただいて。
そういう、知らない人しかいない集団、空間に飛び込んで。
学びがあること、楽しさがあることに気づいた。
学生だからこそ、可愛がってくださったこと。色々先人として教えてくださったこと。
本当に、感謝しかありません。
そうやって、人と関わっていくことの楽しさ、学びの深まりを感じて。
今回の会では、人と、自分が学んできたことを話すこと、対話することの大事さに気づきました。
対話することで、自分の考えていることがより鮮明になったり、新しい知識をもらえる。
そうすると、自分で考えることも増えて。
さらにそうなると。自分の知識が足りていないこと、興味が湧くことが出てきて。
結果的に本を読んだり、人と話して知識を得て。
これが、先生の言っていることなんだなって実感しました。
最初は、ただ本をよく読むだけだと思っていた。
本を読む▶︎自分で考える▶︎人と対話する。
本当はそうじゃなくて。
・・・←→本を読む←→本を読む←→自分で考える←→対話←→・・・
とか、自由なサイクルの形になっていて。
どこから始めてもいい。どれも欠けてはいけない。
そういうことなんだなぁと実感。
そうすると。
授業見学に行ったって。本を読んだって。自分で何か考えてみたって。一人で会に参加したって。
それだけじゃ足りなくて。
一緒に行く仲間がいて、どう見えたか共有するから、理解して、染みつくんだなって。
そう考えると、やはり3月に現職さんたちにたくさん連れ出していただいた経験。
あれは、一人で行っただけなら、学びもあるけれど、そこまで増幅しない。
行きや帰りの移動中に、どう見えたか、何を考えたか。
それを互いにフィードバックするまでがセット。
いろんなところに行きたいというモチベーションがすごく高まっています。
でも、一人じゃなくて。
学びを共有できる、そんな仲間たちと行くことに価値があるし、行きたいなと思えてきます。
次はどこへ。