今日もいわし、はぐれてます。

海のように広い心で。

実習小話5

今日も中等実習の振り返りを。

実習で、『学び合い』をさせていただきました。

今回の範囲は、中学校一年生数学「正負の四則計算の復習」と「四則の混じった計算」の範囲。

 

四則の混じった計算については、教科書のページを分けて、授業を二回に分けて行なったり、一回でがっつりやってみた時もありました。

 

やってみて、良かったところは、やはり自分ごととして学習する責任を捉えることができるようになっていたところでした。

できない、じゃあ諦めようか、仕方ない。

そういう考えで終わるのではなく、最後まで戦い続ける、その意志を感じました。

 

また、授業終わりに。

難しいなと思った生徒たちから、

 

「夜通話してくれない?今日のところ教えて欲しいんだけど」

という会話が聞こえてきました。

 

終わりの語りでも、いつでも、学習する機会があることや、学び続ける意思についてお話ししました。

 

そういった、その授業では例え理解しきれなくとも。

最終的に、みんなができるようになることを目指し続けていくクラスはすごいなと感じました。

 

 

悪かったところ、というのはなかったのですが。

やはり、なかなか全員達成は難しい。

 

でも、最後まで戦い続ける姿や、応援する姿、何ができるか考え続ける姿を全員から見ることができたのは良かったです。

 

 

今回は、四則が混じった計算の範囲ということで、どうしても単元の真ん中、単元の終わり頃の内容ということもあり、今までの積み重ねが大事になってきます。

 

それができていない場合、一授業でそこを補い尽くすのが『』でも難しい。

 

確認テストを、先生の要望もあり、実施していました。

 

全員が確認テストで満点を取るということを目標にしていました。

確かに、全員が満点を取るのは難しい。

 

また、テストを実施することで、どこにつまづきがあるのがも把握するようになりました。

 

やはり、式の書き方でのミスがすごく多い。

式をうまくかけていないから、回答のミスにつながっている。

 

ワークシートの回答に式も載せているのですが、なかなかうまく書けない。

 

そこは、小学校の積み重ねなどもあり、なかなか治らず。

 

また、子どもたち同士で解き方や答えを共有しても、式の書き方は共有できていない様子。

 

どう、声がけをするべきだったのか。

このまま続けていったら、どう変化していくのか。

 

 

立て直しの授業などのお話を聞いていて、確かに魔法のように感じるというのは納得できます。

 

その1、2時間では、子供達が関わり合いながら勉強に集中する姿がたくさん見れるし、きっとたくさん褒めてあげられるのだと思います。

 

でも、本当に学習内容を理解しているのか、というところに立ち返ると。

意外にも難しいのかな?とも。

 

だからこそ、継続が勝負なんだろうなと思いました。

本当に、長い期間をやって。

 

子供達はつながっていくし、関わりは増えると思います。

 

でも。学習の充実という点では。

本当に長くやっていくべきだし、行動だけでなく、解き方や考え方などもしっかりと見取り、評価していくこと。

 

そのための課題づくりや授業中の教員の振る舞いが大切になってくると思いました。

 

学級経営的な視点も、教科の視点も。

両方大切だけど。両立するのはすごく難しい。

 

でも、どっちも必要だし。

 

一生の幸せという視点では、教科の学習は人それぞれ理解度は変わってくるし、でも繋がりがあるから、と言えるけれど。

 

でも、教科の視点が抜け落ちれば、その一瞬一瞬が苦しくなるし、新しいつながりを生み出す機会を失うかもしれない。それは、大学や、進路などでもそう。

 

だから、全員達成を求める。全員が、「わかること」を求める。

 

 

わかる、ということ。

これについて、しっかりと、教員もわからなければいけない。

そのための教材研究だったりなんだろうなと、改めて実感しました。